箏 vs.琴 限りなく個人的な見解 

一般的なルールとして、日本古来の、弥生時代から存在していたものを琴、13世紀に中国から渡ってきたものを箏、と表記する。

 

現在使われているものは箏であるので、正しくは筝と表記されるべきではあるのだが、琴柱(コトジ)、琴台(キンダイ)などはそのまま用いられている。

 

琴のお師匠さんとは言っても、箏のお師匠さんとは言わないし…「ちょっと、そこの箏、持ってきて」なんて言わないし…。でも、曲は箏曲だし...。筝の訓読みはコトらしいが、ちと違和感が...

 

それではと、箏と琴の漢字の字源をひも解いてみた。琴は象形文字で、横から見た琴の象形らしい。詳しくはリンクを参照。  http://okjiten.jp/kanji1315.html

 

箏はどうか。一見、竹で争うと解釈しがちであるが、中国漢字の字源によると、「鼓弦竹身樂也」という意味もあるらしい。つまりは、打楽器(鼓)や弦楽器(琴)、管楽器(竹)で楽しくというような意味の模様。詳しくはリンクを参照。  http://www.zdic.net/z/20/sw/7B8F.htm

 

なるほど...どちらも説得力有り。

 

邦楽に携わらない人にとっては、圧倒的に琴の方が浸透しており、箏って何?と聞かれたこともある。ちなみに、筝のウィキペディアの英語版を見ると、Koto(Instrument) になっている。

 

一般にわかり易く琴で通そう...と思う反面、業界人にクレームをつけられたくない...という思いの板ばさみで、結論には至らないが、ここはアメリカ。ドラゴン(琴)というニックネームを浸透させていくのも悪くない...?